ここで使用している表記と意味は、次のようになっています。 危険 取扱いを誤った場合、死亡または重傷を負う危険性がきわめて高い内容です。 警告 取扱いを誤った場合、 死亡または重傷を負う 可能性がある内容です。 注意 取扱いを誤った場合、傷害を負う可能性または物的損害が発生する可能性がある内容です。
タイヤを組み付ける前に ホイールの選定、確認。 適合するタイヤの選定、確認。 ホイールのサイズ、インセット、取付け穴数、P.C.D、取付け面形状等が、装着する車に適合していることを確認してください。 これらが不適合ですと車に装着できません。 車軸ごとに同じサイズ、同じ品種のホイールを装着してください。 異なったホイールを混用すると操縦性、安定性が失われる場合があります。 ホイールとタイヤのサイズが適合しない場合、タイヤおよびホイールが損傷する場合があります。
バルブの装着、タイヤの組付け 付属の専用バルブをご使用ください クランプイン(ナット締め)タイプのバルブのナットは、メーカーの指定トルクで締め付けてください。 タイヤの組付け時には、バルブも新品の専用バルブに交換してください。 古いバルブをそのまま使用すると、グロメット(エアシール用ゴムパッキン)等のゴムの劣化で空気が漏れることがあります。 バルブは付属の専用バルブをご使用ください。 それ以外のバルブを使用しますと、寸法、形状が合わず空気漏れが発生することがあります。
タイヤの組付け アルミホイールには、タイヤをアウター側から組付けるタイプと、インナー側から組付けるタイプがありますので、確認の上、それぞれのリム形状に合った方法でタイヤ組付けを行ってください。タイヤ組付けの際には、必ずビード部に潤滑剤を使用してください。 使用空気圧の充填は、タイヤビードがリムの周上に均等にのっていることを確認した上で行ってください。 バルブコア(ムシ)は、ショートタイプ(JIS B型、9000番)を使用してください。 タイヤの組付けのための空気の充填は、安全囲いの中に入れるなどの安全措置をとった上で、 空気圧300kpa(3.0kgf/㎤)以下で実施してください。 タイヤ組付け後は、水槽、石鹸水などでタイヤとリムの嵌合(合わせ目)、 バルブ等から空気漏れが無いことを確認してください。 バルブの空気漏れの確認はホイールのバルブ穴、バルブ口の双方を確認してください。 ホイールバランスは、必ず全輪を調整してください。バランスが狂っていると、 異常な振動や操縦性、安定性の低下を来すことがあります。
センターキャップの取扱いについて センターキャップ、センタープレートには、モデルによって様々な取付け機構があります。特殊なタイプはその説明書に従って装着ください。センターキャップの取付け、取外しは丁寧に取扱いください。叩く等の衝撃を加えると、破損する可能性があります。 車両にホイールを装着された状態でのセンタープレートの取付け、取外しは丁寧に取扱いください。落下による破損又は、ホイール本体に損傷を及ぼす可能性があります。
ホイールの車体への装着 取り付けナット・ボルトの選定 ホイールの取付けナット座(ボルト座)には、60度テーパー座、球面座、平面座などがあります。それぞれの形状に合ったナット(ボルト)をご使用ください。車両のハブボルト(ボルト穴)と、取付けようとするナット(ボルト)の径、ネジピッチ、および長さが合っていることを必ず確認してください。 取付けナット(ボルト)は、必ずホイール指定の物を使用してください。 指定外の部品を使用して、十分な締付けができないと、走行中にホイールが外れる危険があります。
走行中にホイールが外れる恐れがあります。 アルミホイールを車体へ装着の際、以下の事項を必ずお守りください。 車両の取付け面やハブボルトに錆・汚れ・変形が無いこと。 取付けようとするホイールと車両の取付け面の干渉(車両取付け面上のピン・ボルト・センターボス・ワッシャー等とホイールとの干渉)が無いこと。 取付けナット(ボルト)の締付けには、必ずトルクレンチをご使用ください。 取付けナット(ボルト)は締めすぎても、締付け不足でも、ホイール・ハブボルト等の変形やゆるみを引き起こし、事故の原因となることがあります。トルクレンチを使用して、正しい締付けトルクで締め付けてください。 取付けナット(ボルト)の最終締付けに、インパクトレンチを使用しないで、トルクレンチを使用してください。締め過ぎはナット・ボルト・ホイール等の変形を引き起こし、事故の原因となることがあります。
装着後の確認 車両に装着後は、タイヤ・ホイールが車両のフェンダーから、はみ出してないことを必ず確認してください。車体からはみ出した装着は法令で禁止されています。車両の装着後は、ハンドルを左右にいっぱい切って、車両との接触が無いことを確認してください。
異常時の注意と処置 タイヤ・ホイールに変形や損傷を引き起こすことがありますので、道路の縁石との接触・乗り上げ、チャターバー(キャッツアイ)への乗り上げ、凸凹路の高速走行は避けてください。ホイールが変形した状態で使用し続けると割れや亀裂の発生原因にもなります。 急発進・急制動・急旋回は、タイヤ・ホイールを傷めるだけでなく、重大な事故の原因にもなりますので絶対に避けてください。 走行中に異常振動や異常音などを感じたら、直ちに安全な場所に停車し、点検してください。変形等を起こしている場合は、使用を中止し、販売店もしくはメーカーにご相談ください。
日常のお手入れと保管 アルミホイールは耐腐食性に優れていますが、凍結防止剤や塩分等に弱く、腐食等を避けるため、海辺や雪道・泥道等を走行した後は十分に水洗いし、柔らかい布等で水分を完全に拭き取ってください。 スポンジ等のご使用や一部コンパウンド等での磨きもキズつきの原因になることがあります。 市販のホイールクリーナー(洗浄液)、ボディクリーナーの中には、変色・シミ・ムラの原因となる成分のもの(酸やアルカリ性の強いもの、研磨剤の入っているもの)がありますので、説明書をよく読んでからご使用ください。 洗車機での洗車は、ホイールを傷つけることがあります。手作業での洗浄をお勧めします。 ※スパッタリング表面処理のお手入れについては下記『※スパッタリング表面処理(NDP、SMC、S.B.C等)およびカラークリア製品のお手入れ方法』をお読みください。
保管について タイヤ・ホイールの保管は、きれいに洗浄の後、十分に乾燥させて直射日光・雨・水分・油類・高温多湿のところを避けて保管してください。 長期保管の場合は装着されていた位置を記録し、タイヤの空気圧を使用時の1/2程度に下げてください。 再度ご使用の際は、タイヤの空気圧の補充、空気圧の点検、バランスの調整を行い、タイヤ・ホイールに異常がないことを確認し装着位置に注意してご使用ください。
その他のご注意 組立式ホイールについて 組立式(2ピースまたは3ピース)ホイールの、リムとディスクの分解や組立ボルトを緩めたり、増締めしたりの行為は絶対にしないでください。走行中にホイールが分解したり、急激な空気漏れを起こす原因となることがあります。
ホイールの加工・修理の禁止 ホイールの加工・修理は絶対にしないでください。不適切な加工・修理は、見た目にはわからない強度不足を招き大変危険です。修理のご相談は、販売店にお問い合わせください。尚、製造販売後に加工・修理を施されたホイールにつきましては、保証対象外とさせていただきます。