UP40/主な機能
Pickup special page
  • TVS(TWIN VALVE SYSTEM/ツインバルブシステム)
  • 超微低速域からリニアに減衰力を発生
    ダンパーの減衰力(スプリングの動きを抑えようとする抵抗力)は、極低速時においては、ほとんど機能しません。ZT40に内蔵されるTVS(ツインバルブシステム)は、極低速の領域においても確実に減衰力を発生させ、全速度域で安定した乗り心地とハイレベルなスタビリティを約束する新機構。アクセルを踏んだその瞬間から、クルマの姿勢を安定させる減衰力がリニアに立ち上がります。
    TVS(TWIN VALVE SYSTEM/ツインバルブシステム)
  • 40段減衰力調整機能
  • 好みに合わせライド感の微調整が可能
    ZT40はクルマの用途や走行ステージ、さらに好みのフィーリングに合わせて。ライド感を自由に調整できる40段減衰調整機能を搭載。超ワイドレンジな調整幅と確実な減衰力変化が、あなたにとってのベストセッティングをアシストします。減衰調整機構にはニードル式を採用し、高い精度でニードル部を作製することで、40段というきめ細やかに調整が可能な段数を実現しました。また、回転させる減衰力ダイヤルのクリック感を追求し、クリック内部の精度にこだわり「カチッ」としたクリック感が極めて高くなっております。
    40段減衰力調整機能
  • 大容量ベアリング+スラストシート
  • ハイレベルな静粛性
    経年劣化によってガタツキが出るベアリングは耐久性の高い大容量タイプを採用。さらに、ストローク時に発生するスプリングの摩擦音には特殊樹脂のスラストシートを装備することで、それぞれ対応。静粛性も最高レベルです。
    ━ベアリング━
    弊社のベアリングは、金属製の純正採用されたベアリングを使用しています。プラスチック製のスラストベアリングでは、高荷重に耐えきれなく、異音の発生や最悪の場合破損に繋がりやすい状況ですが、弊社のベアリングは金属製でなおかつ、ボールベアリング形状になっていますので、高耐久性を有しており、また異音の発生を排除できます。
    ━スラストシート━
    自己潤滑性の高い樹脂シートで、バネの回転を助け、バネの樹脂シートへの攻撃をステンレスシートで防御。ロングライフで使用頂ける、スラストシートになっています。
    大容量ベアリング+スラストシート
  • 専用ゴムアッパーマウント
  • 異音を抑え、衝撃を緩和
    ボディとの接合するアッパーマウント。快適性に関わってくる重要なパートです。ZT40のアッパーマウントは静粛性や快適性に優れたゴム製の高性能アッパーマウントを装備。また、ストラットタイプはアライメントを調整できる「キャンバー角調整機構」を標準装備します。(一部車種除く)
    専用ゴムアッパーマウント
    専用ゴムアッパーマウント-キャンバー調整
  • フルタップ(全長調整)式
  • 乗り心地を変えることなく 車高をアジャスト
    ZT40はブラケット位置を調整することで、車高をコントロールするフルタップ(全長調整式)を採用。車高を大きく下げてもサスペンションストロークに変化が生じず、乗り心地にも影響を与えません。
    フルタップ式
  • PRO210スプリング
  • 超軽量化と超耐久を実現したヘタリのないスプリング
    引っ張り強度2100N/mmを発揮する驚異的な高強度新素材を用い、タナベの誇る最新冷間成形設備と技術力が生み出す、驚くべき軽量化と圧倒的な耐久性を同時に実現したスプリングがPRO210です。他社がいくら高価な原料を用いて高性能なスプリングを開発したところでPRO210のような高強度・耐久性は実現できません。タナベは世界中で最も高度な性能のコイルスプリングマシンと技術を持っているのです。
    pro210spring
  • テーパー型ブラケットロック
  • ゆとりの安全(緩み防止)設計
    全長調整式サスペンションの弱点でもあるブラケットロックは緩みやすく異音の発生、最悪の場合は事故にも繋がり兼ねません。しかしZT40は、ブラケットをテーパー型にすることで当たり面を増やすことで強固にロック。衝撃や振動によって緩みにくい設計になっております。
    テーパー型ブラケットロック
  • 車種別専用設計
  • 車ごとにパフォーマンスを最適化
    ダウン量やスプリングのレートの設定及びダンパーの減衰力、さらにケースやロッドの寸法、ブラケットの取り付け位置や強度まで、UP40はそのすべてを装着車両に合わせて設計する車種別専用設計。スムーズな装着作業とベストなサスペンションパフォーマンス、そして確かな品質をお約束します。
  • ツインコーティング
  • 入念な防錆対策
    負荷の大きいナックル部は頑強なツインプレート(二重)構造。さらに、ブラケットには二重コーティング(カチオン電着塗装+粉体塗装)を施し、サビの発生や固着を徹底的に防止しします。
    ━カチオン電着塗装とは━
    直流電流をかけることでそれぞれ違う極性の静電気を負わせ、塗装を行う塗着電着塗装技術です。『カチオン』とは陽イオンのことで、非常に高い耐食性を持つことも大きな特徴です。複雑な構造体であってもピンホールなく均一で密着性の高い塗膜を形成することが可能です。塗膜は防錆性能に優れ、エポキシ樹脂(熱硬化性樹脂の総称)系塗料で表面がコーティングされるので耐防食性も高いことが特長です。
    ━粉体塗装とは━
    粉末状になった塗料(ポリエステル樹脂・エポキシ樹脂・アクリル樹脂)で顔料の粒子にコーティングしたものを使い、この粉末状の塗料を静電気で対象物に付着させます。その後、焼き付けることで塗料の樹脂を溶解する仕組みです。
    溶剤を使わず強度のある性能の高い塗装被膜を、作ることが可能なことです。腐食や薬品、天候にも強い粉体塗装により、安心・安全な塗装が実現いたします。
    ツインコーティング